「うちもWebサイトを作りたいけど、コーポレートサイト?サービスサイト?オウンドメディア?種類が多すぎてどれを作ればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
今回はWebサイトの主な種類の整理に加えて、個人や小規模事業者が実際にどう選べばいいかという判断の目安まで解説します。
Webサイトの主な8種類、ざっくり整理
リュージ、Webサイトの種類って調べたら8種類くらい出てきたんだけど、全部覚えなきゃダメ?
全部丸暗記する必要はないよ。ざっくり言うと「コーポレートサイト」は会社の顔として信頼性を伝える公式サイト、「ECサイト」は商品を販売するネットショップ、「オウンドメディア」は自社で情報発信するブログ的なメディア、この3つが特に使われる頻度が高いかな。
残りの5つは?
「採用サイト」は求職者向けに特化した情報、「ポータルサイト」はいろんなコンテンツへの入り口になる大規模サイト、「サービスサイト」は特定のサービス1つに絞って深掘りするサイト、「プロモーションサイト」はキャンペーンなど期間限定の訴求、「ブランドサイト」は商品や企業の世界観を伝えるサイトだよ。
前回教えてもらったLPは、この中のどれに入るの?
いいところに気づいたね。LPは分類上「プロモーションサイト」に近い性質を持つけど、実際は「1ページ完結・1つの行動に絞る」という作り方そのものを指す言葉だから、独立したカテゴリーとして扱われることが多いよ。他の種類が「サイトの目的」で分けられているのに対して、LPだけ「ページの構造」で分けられているイメージだね。

Webサイトは主に、コーポレートサイト(会社の信頼性を伝える公式サイト)、ECサイト(商品販売用のネットショップ)、オウンドメディア(自社で情報発信するメディア)、採用サイト、ポータルサイト、サービスサイト、プロモーションサイト、ブランドサイトの8種類に分類される。LPはこの中では「プロモーションサイト」に近い性質を持つが、他の種類が目的で分類されるのに対しLPはページの構造(1ページ完結)で分類される点が異なり、独立したカテゴリーとして扱われることが多い。
混同しやすい「コーポレートサイト」と「ブランドサイト」の違い
コーポレートサイトとブランドサイト、両方「会社について伝える」感じがして違いがよくわからない。
それ、すごくよくある混同ポイントなんだよね。コーポレートサイトは「事実を正確に伝える」役割。会社概要、事業内容、沿革、IR情報みたいな客観的な情報を、取引先や求職者、投資家に向けて整理して置いておく場所。
ブランドサイトはそれと何が違うの?
ブランドサイトは「感情に訴える」役割。事実の一覧じゃなくて、テレビCMや雑誌広告みたいに世界観や魅力を伝えて、ファンになってもらうことを目的にしている。同じ「会社について発信する」ページでも、「知ってもらう」のがコーポレートサイト、「好きになってもらう」のがブランドサイト、と考えると区別しやすいよ。
オウンドメディアとブログも違いがよくわからないんだけど…。
ブログは「Webサイトに記録する情報の形式」そのもので、オウンドメディアは「企業が戦略的に運営する情報発信の場」のこと。だからオウンドメディアの中にブログ形式のコンテンツが含まれる、という包含関係になっているんだ。個人の日記ブログはオウンドメディアとは呼ばないよ。

コーポレートサイトとブランドサイトはどちらも企業に関する情報を発信するが、コーポレートサイトは会社概要や事業内容といった客観的事実を正確に伝える役割を持つのに対し、ブランドサイトは世界観や魅力を伝えて感情に訴え、ファンになってもらうことを目的とする。また、ブログは情報を記録する形式そのものを指し、オウンドメディアは企業が戦略的に運営する情報発信の場を指すため、オウンドメディアの中にブログ形式のコンテンツが含まれるという包含関係になる。
個人・小規模事業者は「1つのサイトに全部乗せる」でもOK
僕、個人で小さくお店やってるんだけど、種類ごとに何個もサイトを作らなきゃいけないの?予算的にきつい…。
そこは安心して。今回紹介した種類分けは、あくまで「大企業が予算とチームを分けて運用する場合の考え方」。個人や小規模事業者なら、1つのサイトの中に会社概要・商品紹介・お知らせブログをまとめて載せるのが普通だし、それで全く問題ないよ。
じゃあ何のためにこの分類を知っておく必要があるの?
1つのサイトの中でも「このページは信頼性を伝えるコーポレートサイト的な役割」「このページは商品を売るECサイト的な役割」というように、ページごとに目的を意識して作り分けることが大事なんだ。分類を知っていれば、同じサイトの中でも「今作っているのはどの役割のページか」を見失わずに済むよ。
事業が大きくなってきたら、サイトを分ける方がいいタイミングもある?
あるよ。例えば採用に力を入れ始めたら採用サイトを別に切り出す、商品ラインナップが増えてきたらECサイトを分離する、といった具合。目安は「1つのページに目的が多すぎて、訪問者が混乱していないか」。そう感じ始めたら分割のタイミングだね。

Webサイトの種類分けは、大企業が予算やチームを分けて複数サイトを運用する際の考え方であり、個人や小規模事業者が1つのサイトに会社概要・商品紹介・お知らせを兼ねて掲載することは一般的で問題ない。この分類を知る意味は、1つのサイトの中でもページごとに「どの役割を担っているか」を意識して作り分けられる点にある。事業の成長に伴い採用や商品ラインナップが増え、1つのページに目的が多すぎて訪問者が混乱し始めたタイミングが、サイトを分割する目安となる。
目的から逆引きできる早見表
| やりたいこと | 向いているサイトの種類 |
|---|---|
| 会社の信頼性を伝えたい | コーポレートサイト |
| 商品をネットで販売したい | ECサイト |
| 継続的に情報発信して集客したい | オウンドメディア |
| いい人材を採用したい | 採用サイト |
| 特定のサービス1つを深く紹介したい | サービスサイト |
| 期間限定のキャンペーンを訴求したい | プロモーションサイト・LP |
| ブランドの世界観を伝えたい | ブランドサイト |
| いろんなコンテンツへの入り口を作りたい | ポータルサイト |
種類の名前を覚えるより、「自分は何をしたいか」から逆算する方が分かりやすいね。
そうだね。個人や小規模事業者なら、この早見表を見て「今の自分に一番近いもの」を軸に1つのサイトを作り、事業が育ってきたら必要な部分を切り出していく、くらいの気持ちで始めるのがちょうどいいと思うよ。
Webサイトの種類は名称を暗記するよりも、「自分が何を実現したいか」から逆引きして考える方が実用的である。個人や小規模事業者は、まず自分の目的に最も近い種類を軸に1つのサイトから始め、事業の成長に応じて必要な部分を別サイトとして切り出していく進め方が現実的である。


